技術を主張するだけでは「いまのままで、どこが問題なのか」といった意識は変わりにくいでしょう。やはり、住宅の造りの意識改革が不可欠です。とくに住宅の設計者や建築家と呼ばれる人たちが、新しい技術とこれまでの技術を再構築しながら、快適で質の高い住宅や空間を提案していってほしいと思います。インテリアや構造、設備計画を専門業者に丸投げしている状態ではなにも生まれません。断熱・気密をしっかりするということは、生活発熱や日射取得だけでも、外気より一〇℃くらい気温を高めることができるということですから、冬期の気候がおだやかであれば「コタツで寒さの感じない暮らし」も可能になるのです。コタツが補助暖房という考え方ができると、少なくとも開放型はだめだということ以外に住まい手に伝える必要がなくなります。
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